急いで認定整備済品のMacBook Pro 2021を買え

概要

MacBook Pro (15-inch, 2016)がもうすぐ発売から7年が経過して諸々(OSや修理など)のサポートが切れるので,2023年3月にMacBook Pro (16-inch, 2021)の認定整備済品を買った.

2023年1月にM2シリーズのモデルの発売が開始したが,その余波でM1シリーズのモデルの価格に値下げラッシュが始まった.
また2022年後半には円安が進行し,クソ政府のせいで将来的な円高要因や対物価比の賃金上昇兆候がほぼ見出せない.
M2はM1に対してスペックはマイナーアップデート程度であり,比で考えても値上がり幅が酷すぎるせいでコスパが良くない.
2021年発売モデルが中古化して認定整備済品が値下げした今,IntelMacからApple Silicon系Macに乗り換えるべきである.
さらに,Venturaも最初はバグまみれだったが,そろそろメーカーもM1かつVenturaに対応するリリースを出す頃合いだろう.

ちなみに,MacBook Pro (15-inch, 2016)はまだビンテージ品の扱いなので,やろうと思えばまだ修理は可能…かもしれない

support.apple.com

ぶっちゃけ,またキーボードが壊れたし,OSやAppが高機能化しているせいでファンがよく回るし,常用するには辛すぎた

選定スキーム

個人的な要件

  • 画面 15inch以上
    • 長時間の利用なら大画面の方が良いし,レイアウトの関係でスピーカーの音質も良いし,筐体やファンの放熱量も高いし,チップの性能も上が選べるし…
  • RAM 32GB以上
    • 16GBで5年ほど使った結果,オンライン会議をしながら必要の資料を随時に引っ張り出すには少し足りなかったし,趣味の創作なんてもってのほかだった
  • SSD 512GB以上
    • 256GBで5年ほど使った結果,SSD寿命を20%ほど消費した,あと趣味のツールとかを入れると普通に足りなかった,仕事用PCはSSD1TBを支給されてる
  • GPU 強め
    • 調べ物(ブラウジング)が爆速になるので生産性が上がる,もういくらGPUがあっても損をすることはなさそう,これからはAppがGPUを浪費する時代か
  • 以上を満たすスペックのうち投資効率が良さそうなもの
    • 認定整備済品の価格設定を吟味する必要がある!
  • できればUS配列…だが認定整備済品は無理かもしれない
    • まぁ普段は安い外付けのキーボードを使い捨てればOK

まずこのページを見ろ

Macの認定整備済品リストから要件を満たすものを列挙させている

https://www.apple.com/jp/shop/refurbished/mac/1tb-2tb-4tb-512gb-8tb-2021-16%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%81-macbook-pro-32gb-64gb

取り敢えず価格の安い順で確認だ

どういう戦略で選んだのか?

M1 ProとM1 MaxではCPUのCore数は全く同じなので比較しない
ただ「M1 ProかM1 Maxか」と「SSDの容量」「RAMの容量」と「SSDの速度」「RAMの速度」に関係があるらしい(俺はLPDDR5-6400というだけで満足)

最安モデルは318800円

www.apple.com

GPU 16Core,RAM 32GB,SSD 512GB
ちなみにこの記事を書いた時点でシルバーは売り切れている

次に来るのは339800円…だが,

こっちはGPU 24Core,RAM 32GB,SSD 512GB

www.apple.com

こっちはGPU 16Core,RAM 32GB,SSD 1TB

www.apple.com

つまりどちらかを選んでねということである

その次に来るのは354800円

www.apple.com

GPU 32Core,RAM 32GB,SSD 1TB

そして問題なのがその次の360800円

これはGPU 24Core,RAM 32GB,SSD 1TB

www.apple.com

これはGPU 32Core,RAM 32GB,SSD 512GB

www.apple.com

…俺の読み間違えでなければ,性能と価格の順序がここで崩壊していることになる…なぜ?

ちなみに次は380800円なのだが,

これはGPU 24Core,RAM 64GB,SSD 512GB www.apple.com

これはGPU 16Core,RAM 32GB,SSD 2TB

www.apple.com

となっており,そしてここから先のGPU 32Coreを持つオプションは一気に値上がりする,いずれもSSDとRAMの増設の影響をモロに受けてるのかもしれない

最終的に購入したオプション

つまり,これ

www.apple.com

が良いと判断した

my new gear...

考察

いやまったくわからん,どうしてこうなってるのかなにも想像がつかん
バグかと思ったが頼んで届いたらまんまのスペックだったし夢でもない
SoCだし普通に考えればチップまでイジる再整備なんてあるわけがない
だからパーツの価格がどうこうなんてロジックは存在しないはずだろう
ともかく性能が上位互換で尚且つ安価なら明らかに買うべき品物である

使用している感想

MBP2016と比較して

  • 音質良し,画質良し,見た目良し,ハードウェア的には完全な上位互換
    • でも排気口周りの構造が少し気になったかも
      • まぁほとんどファンが回らんから問題なし
    • あとキーボードが周り真っ黒で見づらいかも
      • 交換のしやすさ考えたらしょうがないかも
      • MBP2016はマジで修理の敵だったらしいし
  • 書類仕事なら何やっても熱くならない
  • OBSを回してもほぼファンが回らない
  • MainStageが設定を盛っても楽に動く
  • Clip Studio Paintの描画が爆速で動く
  • ChromeSafariもEdgeも爆速で動く
    • ブラウザの表示が遅いのはネットワークではなくGPUとメモリのトロさのせいだったらしいことに気づいた
  • Venturaのバグ?不安定動作?がまだあるっぽい
  • JIS配列クソ使いづらい,コーディングに不向き
  • ベゼルが薄型化していて良いM字ハゲだろ
  • やっぱTouch Barなんて要らんかったんや!
  • MagSafeに電力系を分けたのは英断だと思うよ
    • でもUSB-Cが4つの方が好き,SDXCいらん
  • HDMIポート標準装備は評価できる

でも認定整備済品って中古だろ?

そうらしいが,取り敢えず届いてすぐにhomebrewsmartctlを最速で導入して,そのままSSDのSMART情報を引っこ抜いてきた,その時の結果を貼っておく

% smartctl -x /dev/disk0
smartctl 7.3 2022-02-28 r5338 [Darwin 22.1.0 arm64] (local build)
Copyright (C) 2002-22, Bruce Allen, Christian Franke, www.smartmontools.org

=== START OF INFORMATION SECTION ===
Model Number:                       APPLE SSD AP1024R
Serial Number:                      0ba01912c148e807
Firmware Version:                   873.40.4
PCI Vendor/Subsystem ID:            0x106b
IEEE OUI Identifier:                0x000000
Controller ID:                      0
NVMe Version:                       <1.2
Number of Namespaces:               3
Local Time is:                      Tue Mar  7 16:57:40 2023 JST
Firmware Updates (0x02):            1 Slot
Optional Admin Commands (0x0004):   Frmw_DL
Optional NVM Commands (0x0004):     DS_Mngmt
Maximum Data Transfer Size:         256 Pages

Supported Power States
St Op     Max   Active     Idle   RL RT WL WT  Ent_Lat  Ex_Lat
 0 +     0.00W       -        -    0  0  0  0        0       0

=== START OF SMART DATA SECTION ===
SMART overall-health self-assessment test result: PASSED

SMART/Health Information (NVMe Log 0x02)
Critical Warning:                   0x00
Temperature:                        25 Celsius
Available Spare:                    100%
Available Spare Threshold:          99%
Percentage Used:                    0%
Data Units Read:                    1,246,833 [638 GB]
Data Units Written:                 974,955 [499 GB]
Host Read Commands:                 21,527,048
Host Write Commands:                11,271,572
Controller Busy Time:               0
Power Cycles:                       348
Power On Hours:                     8
Unsafe Shutdowns:                   18
Media and Data Integrity Errors:    0
Error Information Log Entries:      0

Read 1 entries from Error Information Log failed: GetLogPage failed: system=0x38, sub=0x0, code=745

Appleによって1度リセットされた上で動作テスト等などが行われたのか,それとも前の使用者の状態をそのまま引き継いだのか,ちょっとこれではわからない
総Write量が500GBだが,これは明らかにmacOS Venturaのサイズ(13GB)より大きく,Appleがそれだけテストしているとも思えない,訊くしかなさそうだ…